こちらも嬉しいものなのです
皆さんこんにちは。
すっかり寒くなり、朝晩の通勤がしんどくなってきましたね。。
気が付けば2024年もあとわずか。
悔いが残らないように、
今年を精一杯楽しみましょう!
今朝会社に来てメールを開けてみると、
転職のサポートをしているAさんから、
無事に転職決まりましたというメールが届いていた。
Aさんは40代後半、現在の会社が7社目という方で
今は某事業会社の社内SEマネージャーとして活躍をしている。
「転職しないといけないという訳ではないのですが、
今のままだと年収も頭打ちだし、
とにかく、会社のために色々考えてやろうとしても、
余計なことはしなくて良いという感じで
仕事を頑張りたくても頑張れないんです!!」
Aさんの話からは現職への怒りを感じる。
それに、頑張りたくても頑張れないとは?
詳しくAさんの話を聞いていくと、
代表の方は数年後に交代することになっていて、
自分が代表を務めている間の利益のみを重視しており、
未来に向けた投資などは、すべてゼロにしているとのこと。
そのため、会社を良くしたいというやる気がある人達が
どんどん辞めていき、Aさんが在籍している部署でも複数の離職者が出ている。
そんな中でもAさんは実直に会社を支えてきていたが、
2年間昇給も無く、未来に向けた業務改善の提案をしても
全く話を聞いてもらえずにいるという。
(自分のことしか考えない奴が、社長とかやるなよ)
話を聞いている私の方が、腸が煮えくり返ってくる。
こんな真面目に頑張ってきた人は、
絶対にハッピーな転職をして欲しい。
そんな思いで、Aさんへの支援がスタートした。
Aさんの作成した履歴書、職務経歴書を読み込んでいくと、
節々に現職に対しての怒りが出てしまっている。
このままだと良い転職ができないと思い、
現職への不満や怒りが出ている部分は、
今後はこんな風に働きたいと未来への意思を記載して、
転職への熱意を強く伝える形で訂正することを提案してみる。
「小林さんに指摘されるまで気づかなかったですが、
たしかに現職への文句が多いと、何か問題ある人と思われてしまいますよね」
Aさんは笑いながら書類の訂正に応じて下さった。
とても素敵な方だと思った。
・・・・・
・・・
・
その後も何度かAさんとやりとりをしながら、
転職のサポートを続けたが、すぐに内定までは至らず。
次のマッチした求人を紹介ができないことに焦りを感じるが、
すぐには求人が見つからない。
そんなこんなで少し間が空いてしまったところに、
Aさんから先のメールを頂くことになった。
————
この度、他社経由とはなりますが、
内定を頂くことができましたのでご連絡させて頂きました。
今回の転職では、私の職務経歴書のチェックや、
転職活動に関するアドバイスをいただき、誠にありがとうございました。
小林さんのご助言やサポートのおかげで、自分の強みや改善点を改めて見直すことができ、
転職先企業からの内定に繋げることが出来ました。
残念ながら、貴社ではなく、他社の選考を経て、別の企業から内定を頂くこととなりましたが
小林さんのお力添えがあってこその成果だと思っております。
今後のキャリアにおいても、今回の経験を大いに活かしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
また何かの機会がありましたら、お世話になる機会もあるかもしれません。
その際はどうぞよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ、感謝の気持ちをお伝えさせて頂きます。
————–
メールを読み、一瞬「ガクッ」となりそうになったが、
これまでのAさんとのやり取りが自然に思い出されてきて
メールを読み終えたときには幸せな気持ちになっていた。
確かに弊社経由で支援ができなかったことは残念だけれど、
真摯に仕事に向き合い、努力してきたAさんが
きちんと報われることへの喜びが自分の中で芽生えてくる。
よかった~
求職者と転職エージェントと、異なる立場ではありますが、
一緒に転職活動を戦った人からこのような連絡は、
こちらしてもとても嬉しく、ありがたいものなのです。
Aさん連絡ありがとうございます。
お互いに頑張りましょう!
それではまた~