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プロフェッショナルとして顧客を喜ばせたい

皆さんこんにちは。

まだまだ寒い日が続いていますが、
今週から暖かくなってくるようです。

厳しい寒さが少しずつ和らいでいくのは、
なんとなく嬉しさを感じますね。
春の訪れが待ち遠しいです。

さて、少し前にご支援させて頂いた方がいるのですが、
とても印象に残っているため、こちらで紹介させて頂きます。

某SaaSサービス提供企業にお勤めのAさんから、
ある日相談をしたいという連絡を頂いた。

Aさんは現職にご転職する際に、
私がご支援させて頂いた方だったので、
お人柄も、過去のご経験もすぐに思い出すことができる。

数日後、数年ぶりの再会となることもあり、
新宿の蕎麦屋でご飯を食べながらお話を聞くことにした。

Aさんのご相談としては、
入社してから数年間は充実感を持って働いてこれたが(年収も100万円以上UPしている)、
色々と状況が変わってしまったこともあり、
再度転職も考えているとのことだった。

小林
「転職するとして、ここまでSaaS企業で頑張ってきたご経験がありますし、
やっぱり同じようにSaaSサービスを提供している企業で探します?
今のご年収を維持することを考えると、それが一番かもしれません」

Aさん
「それなんですけれどね、正直自分でも決めかねています。。。
確かにSaaS企業はイメージしやすいというのはありますけれど、
本当にそれが自分のやりたいことなのかなと」

小林
「なるほど、そしたら前職のようなSIerに戻りますか?
Aさんのご経験なら確実に転職はできますよ」

Aさん
「ありがとうございます。安心します」

小林
「ただ、前回の転職理由であった、
能動的に働きたい、腰を据えて1つのサービスを育てたい、
というお考えを実現されたいのであれば、
やはり自社サービス側がマッチしやすいですよね。。。」

Aさん
「確かに。。。う~ん悩むな~。

ただなんか上手く言えないのですが、自社サービスの場合は、
自分の中でしっくりいかないところがある気がするんです。。。」

その後も色々と相談をしたが、まずは経験を活かす意味で、
現職と同じようなSaaSサービスの企業に応募をしてみることにした。

ご経験的には素晴らしい方なので、
1次面接、2次面接は問題無く合格し、
気が付けば最終面接が終了していた。

このまま相思相愛で決まるかな?とも考えていたが、
面接後にAさんとお話をしてみると、
前向きと言ってくれたものの、Aさんの反応が良くない気がする。
はて、どうしたのかしら?

とりあえず、面接後のお礼を企業に連絡すると、
すぐに企業からも連絡が入る。

結果はお見送り。

ITスキルは申し分ないものの、
弊社で働きたいという強い志望動機を感じられなかった
という理由だった。

企業側の結果を受けてAさんに連絡を取り、
今後の進め方を相談してみることに。

小林
「・・・というフィードバックがありました。

今後の進め方としては、
Aさんが強く興味を持ったサービスを提供している企業の求人に
応募すれば、強い志望動機もお話できると思いますが
どうでしょう?」

Aさん
「そうですね。確かにそういうこともあると思います。
ただ、先日の面接を受けた後に色々と考えてみたんです。

正直なところ、自社の利益を最大化させることを、
延々考え続けることに疲れてしまったというか、
違和感があるんですよね。。。

それよりも、ITのプロフェッショナルとして
顧客を喜ばせたいという想い
自分の中にあることに気づきました」

小林
「おお、それは素晴らしいですね!」

Aさん
「はい。
それで色々と考えてみたのですが、
SIerでプロフェッショナルとして活躍するのも
しっくりいくのかなとも思いました」

小林
「なるほど!
それならば、無理に自社サービスに限定せずに、
会社の理念・経営方針を選びながら、
SIerの求人を選定してもいいですね」

Aさん
「はい。その形でお願いします。
プロフェッショナル目指してSIerを希望してみます」

その後Aさんと相性の良さそうなSIerの求人を用意すると、
すぐに応募頂き、数日後には企業からの最高評価と
年収UPの内定を頂くことができた。

振り返ってみれば、
転職に求める軸が明確になったことが
すべてと言っても良いかもしれない。

 

後日、Aさんと一緒に祝杯をあげに行く。
Aさんと楽しく飲み食いした帰り道、
ふとAさんの言葉が思い出されてきた。

「プロフェッショナルとして顧客を喜ばせたい」

自分のことに置き換えて考えてみると、
自社利益の最大化を考え続けることに疲れてしまったけれど、
転職コンサルタントとして、
求職者に喜んでもらうことは大好きなんだな。

Aさんの言葉が自分の状況と重なり、
私はとても幸せな気持ちになった。

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