いつ転職するのが正解なのか?
10年近くお付き合いさせて頂いている求職者の方と、
先週末にオフィスがある四ツ谷の焼き鳥屋に行ってきた。
お互いに一杯目を飲み終えて、ほどよく場が温まった頃合いに
早速Sさんが話しかけてきた。
Sさん:
「いや~、最近ですね。
いつ転職をするのが正解なのかってよく考えるんですよ」
小林:
「そうなんですか?」
S:
「例えば野球とか、サッカーとかプロスポーツの世界で考えてみると、
みんな自分を高く売り込むためにも、
成績が良くで自分の状態が良い時にチームの移籍をするじゃないですか?
だから転職をするのも、自分が良い時の方がいいんじゃないかなと。
何か悩んでいたり、自分が落ちている時には、
転職はしない方がいいんじゃないかなと思うんですよ」
小:
「なるほど。。。
確かにその通りかもしれないですけれど、
自分が良い状態の時に転職を考えるって実際はかなり難しいですよ~。
だって満足している今の環境を捨てて、
またゼロから頑張るぞ、と決心をするわけじゃないですか」
S:
「確かに。。。」
小:
「だから自分が良い状態の時に転職の決断をするのは、
なかなか難しいと思いますよ。
それに自分の状態が良いときに転職をされる方は
実際のところ、かなり少ないですし」
S:
「えっ、そうなんですね。なんか意外でした。。。」
Sさんと私は、お互いに2杯目となるジョッキを傾ける。
S:
「そしたらいつ転職するのがいいんでしょうね?
今の自分みたいに、ちょっと自分の状態が落ちている時に
転職するのって、よくないのかなと思うんですよね」
小:
「シンプルに、、、
今よりも幸せになりたいと思ったら
転職するのがいいんじゃないですかね?」
S:
「あ、なるほど !? 確かにそうですね。
なんか色々と考えすぎてましたけれど、
確かにその通りですね。
いや~名言ですわ。
なんかすっきりしました(笑)」
Sさんはそう言って3杯目となるビールを注文し、
おいしそうにジョッキを傾けている。
やりたいことを実現する前向きな転職は素敵だけれど、
実際そんなポジティブな転職活動ができる方は多くない。
だから、
今よりも幸せになりたいという気持ちで転職をするのであれば
それが転職をするべきタイミングだと思う。
そしてもし元気をなくしている方が転職をするのではあれば、
本来のガッツを取り戻すきっかけを提供したい。
転職を通じて幸せになってもらいたいな。
私も3杯目のハイボールを注文した。
転職に関する話題は、
いつしか三国志に関する話題となり
楽しい夜は更けていくのでありました。