求人サイトを利用する際のポイントは、求人を探す条件をざっくりでも決めておくことです。
求人を探す前に転職で実現したいことを明確にしておくことで、目移りせずにマッチした求人を見つけやすくなります。

実際に求人を探すときの例を挙げてみます。

【転職で実現したいこと】
・残業30時間以内で、700万円以上の確保できること
・事業基盤がしっかりしている会社
・社内SEまたは、自社サービス企業のPMとして働ける
・通勤時間が1時間以内
・40代の人が多く在籍していそうな会社

仮に上記のような条件をもとに、求人をピックアップしていくことにします。

求人を確認する際には、入社後の職務内容と、企業から求められる経験をしっかりと確認してみてください。
「自分なら即戦力として貢献できる」
と思えた場合には、転職市場のニーズは満たせていますので、転職に踏み切った際には転職が成功する可能性は高くなります。

反対に、「すぐに即戦力として貢献するには不安がある」という場合には、転職に向けた希望条件を見直すか、例えば資格を取得してから転職活動を始めるなど、即戦力としての貢献に自信が持てるようになってから転職活動を開始するというという方法もあります。

このように複数の求人を確認して頂くことで、転職市場のニーズを大まかに確認して頂くことができると思います。 ただし、求人企業によりニーズは少しずつ異なっていたりしますので、ご希望の場合にはキャリア相談にてしっかりと情報提供させて頂きます。

その過程ではどんな苦労があり、どのように乗り越えているのか。

是非一度、転職した後のご自身を想像してみてください。

苦労をしながらも楽しく働けているご自身の姿を想像することができたら、採用面接の際には納得感のあるアピールができるようになります。

そして、なぜリスクをとってまで転職を決意したのか。
その熱意を面接でお話頂くことができれば、転職活動は上手くいくと思います。

上記のスケジュールで退職ができる場合には問題ありませんが、担当している業務の都合上、入社は半年先にされたいという方も多くいらっしゃると思います。そのような場合には、応募するタイミングを後ろ倒しすることをお勧めします。
40代の採用面接においては、内定までに2～3回の面接が実施されることが一般的で、応募から内定までは平均で3～4週間程度となっています。

そのため、入社したい月の3ヵ月前の応募が理想ですが、早めに内定を獲得されたいという場合には事前に企業に相談することで、入社月の4ヵ月以上前の応募でも選考を進めてくれるケースもあります。

入社時期が合わずにNGとなってしまうのはとても悔しいことなので、この点を注意しながら応募のタイミングを決めてください。
また現在は少なくなっているようですが、

退職交渉が難航して退職を認めてもらえない。
退職日を半年後に設定された。

というケースもありました。。。

「在職企業にお世話になったので、どうしても義理を果たしたい」という場合には仕方がありませんが、それ以外の場合には転職に向けた決意を強くお話頂き、新しい転職先の都合を優先して頂くことをお勧めします。
もし退職交渉で困った場合でも、弊社では退職交渉のサポートも得意としておりますのでご安心下さい。

最低でも週に1度以上はこのような時間帯での面接時間を確保して頂く必要があることはご承知おきください。
大手のエージェントを利用したことがある方であれば経験があると思いますが、一度に沢山の会社に応募してしまうと、面接を受ける時間が確保できず苦労してしまいます。
面接ができる日程から逆算して、応募数を決めて頂くことをお勧めしています。書類選考の合格率は応募先により変わりますので、必要な場合には事前にご相談下さい。

複数の内定を見比べたいという場合には、有休を取得し、同じ日程で2～3社同時に最終面接を実施する方法が効果的です。

また、どんなにすばらしい経験や成果も、面接官の目に留まらなければ意味がありません。職務経歴書の読みやすさ、分かりやすさも意識して頂けると完璧です。
職務経歴書の添削は弊社が最も得意とする部分です。何かございましたらお気軽にご相談ください！

(1)冒頭部に力を入れる
書類の冒頭部で面接官の興味を惹けるように、職務経歴書の冒頭部は力を入れて作成することをお勧めします。
例えば「得意分野/経歴の強み」という小見出しを作り、どんな業務を何年間経験してきたのか。また成果についても簡単にアピールできると理想です。
気になる求人がある場合には、求人票に記載されている「必須経験」や「尚可条件」にあるキーワードを意識的に盛り込むことで書類選考の合格率は確実に高くなります。

(2)具体的な記述を心がける
過去の経験を記載する際には、「こんな経験をした」という記述だけではなく、「自分はこんな貢献ができる。こんな成果を再現できる」という点を想像してもらえるように、具体的な文章の作成を心がけてみてください。
過去の経歴の中で大きな成果があった場合には、成果を上げたプロジェクトを抜粋してみてください。どのような課題がある中で、どのような成果を上げたのか、詳しい内容を説明できますと書類選考の合格率も高まりますし、面接に向けた対策にもなります。

(3)自己PR
自己PRはパーソナリティーをアピールするチャンスです。一例ですが以下のように小見出しを作成し、小見出しの内容に沿ってできるだけ具体的に文章を作成してみることをお勧めします。

【自己PR　小見出し例】
・仕事のモットー
・得意なこと
・マネジメントの成果
・最も大きな成功
・転職を通じて実現したいこと

転職の回数が多い場合には、過去の転職理由一覧をまとめて記載してもよいと思います。
もしご体調面に不安がある場合には、その旨記載頂いてもよいと思います。

例えば、「40歳を迎えたことを機に、良い企業があればと思い転職活動を開始してみました」という説明ですと、転職に向けた覚悟が伝わらず、自分探しをしているように聞こえてしまいますし、転職で何を実現したいのか説明が無いため、採用企業は安心して内定を出すことができなくなってしまいます。

現職のどこに不満を感じて転職を考えたのか。
また、転職後はどんな活躍をしていきたいのか、一度整理しておくことをお勧めしたいです。

そのため、過去の職務経歴を読み上げるだけでは企業側のニーズを満たすことはできませんので、良い第一印象を与えられるように、しっかりと自己紹介の練習をして頂くことをお勧めします。

参考までに、以下の3つを順番にお話頂くと転職に向けた熱意を伝えやすいです。

【自己紹介のポイント】
(1)これまでの経歴のトピックス
(2)得意なこと。過去の大きな成功。
(3)転職を通じて何を実現したいか。今後どんな風に働いていきたいか。

以下5つの軸を参考に、企業ごとの志望動機を作成してみてください。

【志望動機のポイント】
(1)企業理念、ビジョン
(2)サービス内容
(3)事業の成長度合い (大手なのかベンチャーなのか)
(4)働き方
(5)社風

なぜその会社なのか、その会社で何をしたいのか、自信を持って話すことができれば面接の合格率は確実にUPします。

また、経験・スキルを確認される場面では、「できること」と「できないこと」は、明確に分けてお話をすることをお勧めします。
「これはできません」と話してしまうと、不合格になるのではという不安もあるかもしれませんが、自分のことを正直に話せる方は信頼されますので、結果的に企業からの評価も高くなりやすいです。
また、正直にスキルを説明して合格となった場合には、入社後のミスマッチはありませんので、転職後に安心して活躍して頂けると思います。